クマムシさんの『好きなことで、生きていけるのか?』
ブンブン!ハロークマムシ!今夜もクマキンTVの時間がやってきたよ。
さーて!クマキンTVではみんなからのお便りにクマキンがおこたえするよ。今日のお便りは、PN・湯宇宙婆さんから。
こんにちは、クマキンさん。僕の夢は、クマキンさんみたいにみんなを感動させるようなエンターテイナーになることです。とくに子供達に夢を与えたいんです、こんな先の見えない世の中だからこそ・・・。
そうかい、そうかい。
僕はトーク力には自信があります。今、動画サイトでクマキンさんのようにお菓子やゲームを紹介しながら世界に語りかけています。でも、思うように動画の再生回数が伸びません。どうしたらもっと有名になれますか?クマキンさん、教えてください!
うう〜ん。よくあるパターンだね〜。
あのね。ちょっといいかな?「エンターテイナーになる」って、具体的にどうやって人をエンターテインするのかな。トーク以外に何かできることはあるの?無いのなら、ちょっとおっしゃっている趣旨がわからないな、クマキンは。
きみはね。ちょっと勘違いしているんだ。ぼくら有名動画主たちが、お菓子やゲームを紹介して楽に再生回数を稼いでいるってね。これって、そんな簡単なモンじゃないんだ。ファンもアンチも、そういうの全然わかってないよ。
そもそもぼくらは、人気者になるだけの理由があるんだ。企画力があったり、一芸に秀でていたり、人に愛されるオーラを備えていたり。努力だって、きみらの200倍、いや、2000倍はしている。そうやって人の心をつかむことができるようになったんだ。
ぼくだって、今こそお菓子とか紹介して再生回数を稼いでるけれどね。その昔は、真空ポンプで窒息してみたり、ドライアイス風呂に入るなどの耐久芸を披露してたんだ。そうやって固定ファンをコツコツと増やしていったから、今があるんだよ。
そこのところ、そこのところをね・・・
わかってるのかあぁああああああああいいいいぃぃっっ!?!????
おっと、ちょっとビートボック・・・じゃなくって、ヒートアップしてしまったよ。ブンブン♪
ま、何も努力をせずにお菓子やゲームを紹介して人気者になるなんて発想は、トゥー・スイート。恋人の誕生日に買ってきたバースデー・ケーキの中にプロポーズのメッセージ・カードを仕込んじゃう演出くらい、甘過ぎるんだ。
虫とり、砂金とり、腹話術、黒魔術・・・何でもいいから、一番になってごらん。これらの高いスキルがあれば、動画サイトで人気者になれる可能性はぐっと高まる。そして仮に失敗しても、オフラインの世界で立派な社会人として生き残れるんだ。
あ、そうそう。最後に。
このクマムシのぬいぐるみはちょーカワイイから!マジいやされるから!!!
日本科学未来館とかで売ってるけど、こっちで通販もあるからね。
それじゃ、今夜はこのへんで。バイバイリンガ〜ル。