NASAをたんけん!クマムシさん
人類の宇宙開発に大きな役割を果たし続けている米国航空宇宙局、NASA。
そのNASAとぼく、じつはちょっと深い関わりがあるんだ。
ぼくの生みの親のクマムシ博士こと堀川さんは、カリフォルニアにあるNASAエームズ研究所でクマムシの研究をしていたんだよ。
クマムシみたいに極限環境でも生きられる生物は、NASAが推進する宇宙生物学の研究をする上でとっても役に立つんだ。
昨年の2012年、クマムシ博士がNASA内部でクマムシの研究成果を発表したんだけど、そのときいっしょにぼくのことも紹介されたんだ。
そして今年2013年、ついにぼくのこどもたちが大量に海をわたってNASAに到着したんだよ。
これはぼくのこどもたちが入っている箱。
NASAの検問でエックス線を照射されたけど、へっちゃらさ。
☆クマムシさん with NASAガールズ☆
みんな「So cute!」って言ってくれてうれしくまむし♬
それじゃ、こんどはNASAの研究室をたんけん!
ここは宇宙生物学の研究を行う実験室。
いわゆるモレキュラー・バイオロジーの実験をするお部屋だね。
ぼくも実験をしようっと。
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★じっけんけいかく★
【じっけん1】
砂漠からとれたバクテリアに紫外線をしょうしゃ、DNAがどれくらいダメージをうけるかをていりょう。
【じっけん2】
バクテリアをすりつぶしてDNAをちゅうしゅつ、DNAダメージをなおす遺伝子があるかをしらべる。
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さっそく紫外線をバクテリアにあててみよう♪
(バシバシバシバシ)
バクテリアからDNAをとりだして、っと。
DNAにどれくらいのキズができたかな?
ふむふむ。
やっぱり、ドース・ディペンデントにダメージがインクリースしているね♪
おつぎは、PCR法で遺伝子を釣りあげるよ。
(ぐるんぐるん)
このさぎょう、あと2時間もまたなきゃいけないから、あとは研究室のメンバーにたのもう。
みんな~。あとはおねがいね~。
「オッケー!」
こちらがNASAエームズ研究所のロスチャイルド研究室のメンバー。
一番右にいるのは、日本人の藤島皓介博士。
藤島博士は、生命の起源について研究しているんだ。
生命のはじまり、それはタンパク質からはじまったんじゃないかという大胆な仮説をもとに実験検証しているよ。でも実際に、地球に落ちた隕石からはアミノ酸も発見されているしあながちヘンな話でもないんだ。ロマンが広がるね♪
藤島博士のトーク(英語)は、下の『TED x KeioSFC』で聴くことができるよ。
というか、TEDって日本でもやってるんだね。知らなかったよ。
今回のNASAのたんけんはこれにておしまい。
いずれ、ぼくがNASAのマスコットキャラクターになる日もそう遠くないかもね♪
NASAのおともだちもお気に入り!のぼくのグッズはクマムシさんのお店でも絶賛販売中だよ。よろしくまむし♪
Special thanks: Kosuke Fujishima